街角のライブカメラについての考え方
まずは同様のサービスがどのような立場をとっているかを見てみましょう。
渋谷センター街ライブカメラ(渋谷センター街振興組合)
URL:https://center-gai.jp/live-camera/
<ライブカメラ映像に関するプライバシーポリシーについて>
当サイトに掲載されているライブカメラ映像及びAI解析データは渋谷センター街の安心安全な街づくりへの活用(防犯/調査)を目的としています。撮影された映像及びAI解析データは利用目的に必要な範囲内で保存期間を定め、保存期間経過後または利用目的の達成後は遅延なく消去します。なお、映像から抽出するAI解析データには個人を特定できる情報を含みません。
当組合は利用目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を取り扱いません。但し、個人情報保護法その他の法令により許容される次の場合はこの限りではありません。
・法令に基づく場合(捜査機関からの令状等に基づく捜査を含みます)
・人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、お客様の同意を得ることが困難であるとき
・公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、お客様の同意を得ることが困難であるとき
・国の機関もしくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、 お客様の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき
当組合はお客様から個人情報保護法の定めに基づきその利用の停止又は消去を求められた場合において、その請求に理由があることが判明した場合には、お客様ご本人からのご請求であることを確認の上で、遅滞なく個人情報の利用停止または消去を行います。
基本的にライブカメラは
・解像度を低く設定することで鮮明に顔が映らないようにする
・特定の個人を撮影する目的ではない
という条件のもと運用されています。
渋谷センター街の振興組合においてもこの立場をとることで、安心安全な街づくりへの活用を実現しています。
アニマドにおいても
・AI解析データに個人を特定できるデータを含まない
・鮮明な画像をそのまま配信しない
というように同様のポリシーのもと運用がされています。
さらにアニマドではエッジ端末(撮影端末)内で全ての処理を完結する、顔がアップで認識された場合は配信しない、インカメラで撮影することで被撮影者が確認できるディスプレイに配信状況を常時表示するなど、より厳しいポリシーのもとに運用をしています。
個人情報保護法に抵触しない?
そもそも個人情報とは以下のように定義されています。
1.生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日、その他の記述等により、特定の個人を識別できるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む)
2.個人識別符号を含むもの
個人識別符号とは例えばDNAやマイナンバーカードのほか、顔の特徴量データなども該当します。
アニマドにおいては1及び2について、取扱対象とならないように画像加工とカウントデータのみの解析を実施しています。
結局のところ映像の配信はOKなの?
総務省・経済産業省IoT推進コンソーシアム「カメラ画像利活用ガイドブック」では以下のように説明されています。
出典:総務省・経済産業省IoT推進コンソーシアム「カメラ画像利活用ガイドブック」より抜粋
<https://www.soumu.go.jp/main_content/000542668.pdf>
アニマドの加工について一番近い状況がこちらの「モザイク掛け」(実際近い処理を実施しています)であり、ガイドライン上は許容ライン内であると言えます。
その他の安心材料
アニマドでは以下のようなポリシーでアニマドを開発・運用しています。
・エッジ端末にはデータを一切保存しない
・サーバーに送信する画像は加工後の画像のみ
・画像解析については個人識別をせずカウントのみでの利用
・アニマドの説明ページへ利用者が簡易にアクセスできる導線を設置
・閲覧ページへのアンケートの設置による継続的な利用者の声の収集
・顔アップ画像を自動で弾く処理等、テクノロジーを活用した「あんしん」なサービスの実現
・第三者チェックとして個人情報に厳しいAppleのアプリ審査を通過できるアプリケーションでのサービス提供
今後も快適なまちづくりをバランスをとりながら実現すべく、取り組みを進めてまいります。
お気づきの点などがありましたら、ご指摘・ご連絡ください。
アニマドお問い合せ窓口:https://animado.net/contact/